昨日今日からはじめた趣味ではありません。
私が物心ついた頃からですからもう軽く30年以上。
母のライフワークともいえるかもしれません。
私が子供の頃住んでいた家のカーテンにアゲハの幼虫が蛹(さなぎ)になってしまい、
蛹が蝶にかえるまでカーテンを開け閉めせずにみんなでそっと見守った覚えがあります。
アゲハの幼虫とは、危険を感じるとオレンジ色の角を出して威嚇するのですが、
その角のニオイが強烈なんですよ。
ある日の晩御飯の時に家族の誰かが
「なんかアゲハの幼虫のオレンジの角のニオイがする!」と騒ぎだし
みんなでドコダドコダと探したところ、
私のお尻の下敷きになっていた・・というほろ苦い思い出もあります。
母のアゲハの飼育係は今も現役。
バルコニーにある山椒の木に、
卵を産みに来たの。
卵から幼虫に孵ったの。
山椒の木に対して幼虫が多すぎるから、数匹を近所の山椒の木に移してきたの。
幼虫が脱皮したの。
(脱皮して黒から緑に変わると『パクちゃん』と呼ばれます。母に)
嵐が来るから部屋の中に入れたの。
体液を出して蛹になる準備をしてるの。
蛹が蝶に孵って旅立って、寂しくなったの。
変化があるたびメールで教えてくれ、私も楽しんでます。
週末に実家で撮影したパクちゃん。
パクちゃんから蛹になる時もちょっぴり寂しいそうです。
母がこれまで送り出してきたアゲハチョウは数知れません。
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Lovelyも1年に何度か脱皮のようなことをします。
「脱ぐのは皮じゃないけどね」