私が仕事をさせて頂いている場所はいつもなんらかの工事が行われています。今も大きな工事の最中のようで、私が出勤する10時頃はちょうど工事現場で働くみなさんのティータイム。みんな事務所に戻ってきて缶コーヒーなんかを飲みながら団欒しています。
そのみなさんの団欒風景を見ていて思い出したことがありました。
私が幼稚園に通っていた頃、当時住んでいた家の増築工事をしていて毎日たくさんの大工さんたちがやってきて仕事をしていました。私はなぜか大工さんたちが働く様子を見ているのが大好きでした。カンナで板を削ったり、切った木材を組み立てたり飽きることはありませんでした。
きっと大工さんたちにとっては邪魔だったと思うのですが、私はいつも大工さんの傍を離れませんでした。大工さんのお昼休みも一緒にいます。私は大工さんたちが食べるお弁当を見るのも大好きだったのです。午前中の仕事を終えてお腹を空かせている大工さんたちはとても美味しそうにお弁当を食べます。その中でも私にとって特に目新しく美味しそうに見えたのはある大工さんが毎日持ってきていた日の丸弁当。あんまり美味しそうだったので、私は明日は幼稚園に日の丸弁当を持って行きたい!と母にリクエストしました(笑)。
日の丸弁当を持っていった当日、ワクワクしながら食べたお弁当はいつもと変わらない味で、大工さんのような特別に美味しいお弁当になると期待していた私はちょっとがっかりしたことを覚えています。
私は小さい頃から母に「アンタは職人系よね~」とよく言われていたのですが、よく意味がわかりませんでした。私は今でもいわゆる職人にはなっていないのですが、職人が働くの見ているのは大好きです。職人観察系?とでも言うのでしょうか?職人じゃなくてもいいんです。誰から手際よく仕事を完了していくプロセスを見ているのが大好きです。例えばお庭の掃除でもいいですし、お湯を沸かすところから始まるお茶を入れる様子でもいいんです。
大工さんの働きに釘付けだった幼稚生の私はすでに職人観察系?だったんですね。
紙きりをしているときのLovelyもいっぱしの職人です。
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