2010/07/13

剥製ですか!?

我が家は車を所有していないので、どこに行くのも歩きか公共交通機関を利用します。それでも年に数回、Lovelyを実家に預けに行く時と連れて帰ってくる時だけタクシーを利用します。

風呂敷で包んだLovelyのカゴを後部座席に乗せると、タクシーの運転手さんの反応はさまざま。
まったくLovelyには構わない人もいれば、「種類は何ですか?」「大きいんですか?」とか質問してくる人もいます。

ある時の運転手さんとの会話ははっきりと記憶に残っています。

私が持っている大きな風呂敷の中身がインコだと知った運転手さんは、自分が知っているインコ話を始めました。

なんでもその人が勤めているタクシー会社の社長の奥さんが飼っていたインコを大変可愛がっていたそうです。寝る時も奥さんの布団で一緒に寝たりするほど懐いていたらしいのですが、ある時、一緒に寝ていた時にインコが奥さんの下敷きになり死んでしまったそうです。(そこで奥さんが悲しんだとかそういう描写は運転手さんのお話にはありません)。
で、奥さんはその可愛がっていたインコを剥製にしたんだそうです。



は、剥製ですか!?



隣にいるLovelyの耳をふさいであげたくなるような話でしたが、私自身考えたこともなかったお話だったので驚くべきなのか良い話だと思うべきなのか・・頭の中で整理ができませんでした。

でもね、タクシーの運転手さんとの会話ってそんなにきちんと返事することを期待されていないというか、運転手さんも別にこちらが何も言わなくても勝手に会話を進めていく感じじゃないですか?なので、黙って聞いていました。

私の家と実家はそんなに離れていないので、運転手さんの話を聞いているうちにあっという間に実家に着きお金を払って降りる時に運転手さんが私に言いました。

「立町のあたりだったと思うよ。その剥製にしてくれるところ」

万が一私が必要になった場合を考えて彼なりの親切心だったのでしょう。

時として、私たちはインコが犬や猫と同じように家族の一員になれるということを知らない人と遭遇してしまいます。




これは剥製ですか?
コンセプトは近いですね。





今日もGinger Potにお越し頂きありがとうございます。
Hope you have a LOVELY day!

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

0 件のコメント: