2025/07/20

旅と人生

旅では思い描いた通りにいかないことが起こりがちである。

思い通りにいかない状況の中でも、あらかじめ具体的な小さめの目的を持っていて、

その小さな目的を達成することで旅の満足度は保たれる。


今回のフィンランドの旅行で、たぶん一番影響の大きかったハプニングは、

フィンエアのストライキ。

それにより本当はフィンランドとスウェーデンに行く予定だったのだけれど、

フィンランドだけに留まることになった。

日本→フィンランドの便は大丈夫だけれど、

フィンランド→スウェーデンの便がキャンセルとなりそうだということが

出発する週になってわかったのだ。


ええー!と思った(と思う)けれど、実は割とすぐにホッとする自分がいた。

コロナ以降初めてのなんと6年ぶりの海外旅行であり、

何度も飛行機に乗ったり、朝早い便もあるし、疲れるだろうし、

オレたちはこんなワイルドな予定を無事に楽しくこなせるのだろうか。

とふたりとも口には出さなかったけれど、ドキドキしていた。

見るに見かねた神様に

‘1つの場所でゆっくり楽しみなはれ’

と言われた気持ちだった。


結果時間に余裕ができて、オットが行きたかったエストニアにも行くことができたし、

旅程が変わったことで変更したホテルがとてもステキだったし、

何よりリラックスした気持ちで滞在を楽しむことができたのが本当に良かった。


「旅は人生の縮図」とよく言うけれど、本当にそう思う。

困難に直面した時、疲れて一緒にいる人に優しくなれない時、

具合が悪くなっちゃった時、自分はどうしても違う道に進みたい時、

ずっと覚えていたい瞬間・・そんなことが次々と起こる。

そしてそんな時の落とし所の見つけ方、パートナーとの協力体制。

何が大切なのか、旅の中で何度も問われるような気がする。


滞在したホテルは、有名なデザイナーのすてきなものがいっぱいだった。


朝食の会場は、アアルトの照明や椅子などが使われている。




















Studio Aaltoでも同じ照明。















ホテルの部屋のAaltoのベンチ?



















Aaltoの自邸のマスターベッドルーム



















Harri Koskinen(ハッリ・コスキネン)のランプも。




















また行きたい。



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