学生の頃アルバイトしていたレストランに仙台が誇る大女優・鈴木京香さんがお母様と思われる方と一緒にいらしたことがありました。
「w(*○*;)w おおおおぉぉぉぉぉぉーーーーー!!」
と思いながらも普通に「いらっしゃいませ」といいます。
いつもは接客をアルバイトに任せきりの店長がその日ばかりは働き、私はあまり近くにはいけませんでした。それでも、どうにか京香さんの座っている隣のテーブルを拭くというすばらしい仕事を見つけて、いつも以上に丁寧にテーブルを拭いていた時に京香さんの少し鼻にかかったようなやわらかい声で
「今度のおやすみにパリに行こうと思っているの」
と言っているのが聞こえました。
「今度のおやすみにパリに行こうと思っているの」
「今度のおやすみにパリに行こうと思っているの」
「今度のおやすみにパリに行こうと思っているの」
(一言で女優さんらしさが的確に表現されているわ。もしかしたら、こんな風に出会った私のような一般人へのサービスとしていつも同じことを言っているのかもしれない)
と思うくらい、私の中で女優・鈴木京香=パリのイメージは強く残ることになりました。
それからというもの、自分が優雅であることを演出したい時には必ず
「今度のおやすみにパリに行こうと思っているの」
と言ってみるものの、いつも言う相手は私がパリに行かないであろうことを知っている人ばかりで、「は?」くらいのリアクションでそれ以上突っ込まれることもなく、突っ込まれないからにはそれが鈴木京香のマネだとも説明するきっかけもなく、私の「今度のおやすみにパリに行こうと思っているの」はいつも宙に浮いたままになるのでした。
あれから月日はずいぶん流れているのですが、今でもテレビで鈴木京香さんを見ると
(あの時、ちゃんとパリに行けたのかな~?)
と本当に余計なお世話?心配をしてしまう私なのです。
気分だけでも「女優さん」になりたい方はこちらの音楽をどうぞ→☆
今日もGinger Potにお越し頂きありがとうございます。
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2 件のコメント:
ホント素敵な文章です。
>匿名さん
コメントありがとうございます。
鈴木京香さんらしいステキなセリフ?ですよね。
また是非遊びにいらしてください。
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